さて、先日買ってきた「ThinkPad365X 2625-BJ9」についてレポートすることにしよう。
直前まで使ってたマシンがバッドセクタの嵐を吐き出したので、急遽買い換えたのよね。
そうだな。さてこのマシンだが、それなりに曰く付きなのとCD-ROMドライブを内蔵していないのとで大特価奉仕品になっていたので買ってきた。キーボードがちょいとヘタっているが、これは中古の宿命だと割り切れば不満はない。
実際のところ、スペックはどんなものなの?
CPUは無印Pentium150MHzで、メモリは40MB。なおこれは、このマシンの上限にあたる。HDDは1.3GB、CD-ROMドライブはない。
LANに参加させちゃえば、CD-ROMドライブなんかいらないもんね。モバイルって割り切って使えば十分な性能かもしれないわね。
CD-ROMドライブを必要とするのはOSのインストールの時ぐらいなモンだな。しかし私は外付けSCSI CD-ROMドライブとSCSIカード、カードマネージャを組み込んだ起動ディスクを持っているのでOSのインストールすらものの数ではない。
その起動ディスクって、Mebius用に作ったヤツでしょ? 資産ってのは残しておくもんよね。
まったくだ。さてメモリは40MBとちょい少な目だが、これがこのマシンの上限なのでこれ以上はどうしようもない。しかし、このマシンの主な使い道はCGIの動作テストとテキストエディタ、Webブラウザぐらいなものなので、40MBもあれば十分だな。
低スペックでも、使い方さえ考えれば何とかなっちゃうもんなのね。
あとは腕次第だな。OSはWindows95OSR2だから十分すぎるくらい軽いんだが、チューニングを施すことでさらにスピードアップを図っている。WordだのExcelだのを動かしてもまともに動作するはずだ。
前メインマシン代わりに使ってたMebiusが無印Pentium120MHzに48MBのメモリだったっけ。あのマシンでもできたことなんだから、こいつなら余裕でしょ。
多分な。でも今は無駄にハイパフォーマンスなメインマシンがあるので、ノートパソコンにムリをさせるつもりはない。それよりも、快適なモバイル環境と執筆環境を整える方を優先させる。
うーむ、使う状況をカンペキに限定させるのか。それって不便じゃない?
全然。自宅にも学校にも作業用マシンがあるので、ノートは通学途中以外使わないし。プレゼン目的で使うかもしれないけど、そのときはそのときで新たにインストールするだけだし。
複数台のマシンを持っている人間の強みかもね。
元々、ノートパソコン自体がそういう使い方を想定してたんだ。現行のマシンは非常にハイパワーになってきたので省スペースデスクトップとしても使えるけど。
んじゃさ、どんなソフトを入れて環境構築したの?
まずはIEだな。Win95の場合Web文書の作成を考えると、IE4のWeb統合機能を当てておかないとファイル名の兼ね合いから役立たずだ。で、そのあとセキュリティを考えてIE5.5SP2にアップグレードした。IE5のおかげでWindowsUpdateも使えるようになったのは便利だぞ。
そうか、IE4を入れておかないと「全て大文字で表示する」が選択できないんだっけ。いきなりIE5を入れても、シェルとWebの統合はされないのよね。
この辺、MS社が何考えてるのかわからないところだ。まぁ、Windows95のサポートはすでにしていないらしいから、今となっては知ったことではないと言う考え方なのかもしれない。Windows98以降は全てデフォルトでWeb統合がされているからな。
前のバージョンでできたことは新しいバージョンでもできると考えるのが普通だと思うけどね。さて、他にはどんなソフトをインストールした?
ATOKは当然だわな。久しぶりにWindows95標準のMS-IME95を使ってみたんだが、この使いにくいこと。速攻で入れ替えたぞ。あと、WZ EDHITOR、Perl、Apatchは私の必需品だ。他にはFTPクライアントとか圧縮ソフトとかいった定番ツールだな。それ以外、Officeソフトすら入れてない。
ほんっきでギリギリまで削ったわね。
インストールしてあったってどうせ使わないし。まぁ、データ処理用にExcelか三四郎くらいは入れておいてもいいけど。