え〜、毎度ご無沙汰しております。前回が6月13日でしたから、一ヶ月以上間をおいてしまいました。管理人が妙にどたばたしていたせいもあるんですけど、何となくネタ切れだったのが一番大きいかも。今年の初めには「毎日更新」とか言ってたのが懐かしいですね・・・。
貴様が勝手に大風呂敷広げたんだろうが。
まぁ、大風呂敷広げたのは認めるけど。モチベーション落ちまくりってのも大きいわよね。ネタなんか、探せばいくらでもあるのに。近いのだと、台風直撃、サッカーワールドカップ、ル・マン24時間・・・。ネタなんか、探そうと思えばいくらでもあるモンよね。
何を人ごとみたいに言っとるか。しかし今更とはいえ、更新しようと言うからにはネタがあるんだろうな?
まぁ季節ネタと言うことで、土用の丑なんかどう? ウナギの産地、浜松に住んでいることだし。まぁ、晩ご飯の買い出しに行ったらうな丼見つけたってのが思いついた理由だけどね。コンビニ弁当だけど。
どあほう。ここは浜松だろうが。直売所行けば、同じ値段で丸ごと一匹買えるぞ。
あ。そういえば近くに直売所があったんだっけ。しまった、もう少し足をのばすんだった・・・。ま、まぁ、これも愛嬌と言うことで?
何が愛嬌だ。この場はありがたくいただくが、もうちょい先見ろや。で、「土用の丑」の語源は何だ?
なんかムカつくわね・・・。さて語源だけど、中国の五行説からみたいね。木火土金水のうち、土だけは該当する四季が存在しないのね。それで各四季の最後18日間を「土」に割り当てることにしたんだって。ちなみに「用」には「はたらき」という意味があるんだけど、「土気が最も働く期間」という意味で「土用」というらしいわよ。
なるほど。土用、つまり「土の季節」ってのは年に4回あるということか。
そういうこと。ちなみに現在では、太陽黄経がそれぞれ27度、117度、207度、297度に達した日を土用の入りの日とし、立夏、立秋、立冬、立春の前日までを土用と定めているそうよ。
立夏、立秋、立冬、立春がそれぞれ黄経45度、135度、215度、305度で、黄経は一日に1度弱増えるから・・・土用の日数は確かに18日だな。3年に1回のペースで19日になる土用があるけど。
1年は365日で円周は一周で360度だから、微妙にずれてくるのよね。何にせよ、もともとがこじつけだし、太陽黄経を持ち出したところで何か意味がでてくるわけでもないんだけど。
マテ。それは問題発言だと思うぞ。ところで話を戻すが、「丑」の方はどうなった?
日本では日付に十二支を割り当てているんだけど、その丑の日って意味よ。つまり「土用の丑」ってのは「土用の間の丑の日」ってことね。土用18日に対して十二支は12だから、2分の1の確率で土用の期間中に丑の日が2回現れるわね。
なるほど。昔から夏の土用の丑は2回あると思っていたが、そういう理由だったのか。
土用に丑の日が2回ある場合は、最初が「土用の丑」で次は「二の丑」って言うんだけどね。ちなみに今年の夏は7月20日が土用の丑で、8月1日が二の丑にあたるわね。つまり、ウナギを2回食べましょう、ってこと。
それはまた乱暴な言い方だが。ところで「土用の丑はウナギ」ってのは、平賀源内が言い出したんだったっけか?
実際にはいろいろな説があるらしいんだけど、平賀源内の話が一番有名よね。当時は夏のくそ暑い日にはウナギなんて脂っこいものは全然売れなかったんだけど、平賀源内は丑の日の「う」とウナギの「う」を引っかけて、「本日土用の丑の日」と宣伝したのよね。
ウナギを食べると薬になる、だったかな。しかしマグロのトロが脂っこいということで捨てられるような時代だからな。夏にウナギが売れないのも当然のことか。
栄養学的に見てもウナギは夏バテ対策に最適なんだけどね。大量のタンパク質、脂質、ビタミン類は、夏バテで消耗した体力を回復してくれるわよ。特筆に値するのはビタミンAで、ピーマンやカボチャの10倍〜30倍も入っているわね。
ビタミンAは視力低下に効くんだったっけか。ほかにも・・・DHAやらなにやら入っとるな。現代人の疲れた脳にも効きそうだ。
そのかわり脂質が多いから、あんまり食べ過ぎると太るわよ。結構値が張るから、食べる機会自体が少ないけど。好きな人はとことん好きだからねぇ・・・。
昭和初期の歌人、斎藤茂吉は、昭和16年に96回ウナギを食べたと記録にある。
そりゃ異常だって。