皆様、こんばんわ。管理人の風邪が治りきらなかったため、昨日も更新できずじまいでした。毎日更新が目標でしたが、いきなり黒星二つですか。なんとなく、先が思いやられますが・・・。それ以前に、なんか無茶苦茶屈辱感じるんですけど。
何に対して屈辱感じとるんだ?
さて前回お送りした風邪についてですが、いくつか反響をいただきました。ありがとうございます。集計はしておりませんが、大雑把に分類すると民間療法についてが多かったように思います。
身近なネタだったというのが大きかったかも。
その中でも、卵酒の作り方についてはかなり強弁なご意見をいただいております。要約すると、酒には溶き卵ではなく生卵をそのまま入れるのではないか、とのことです。気になったので料理関係のサイトを中心にもう一度うろついてみましたが、やはり溶き卵で間違いないみたいです。
砂糖や生姜汁で味を調えれば、結構飲める。
さて今回は風邪の親玉とも言えるインフルエンザについてお送りしたいと思います。ご存知の通り空気の乾燥するこの季節になると流行する病気で、高熱をはじめとする激しい症状を伴うことが特徴です。治療をする際には、インフルエンザと風邪を明確に切り離して考えなければなりません。
余談ながら、インフルエンザは「かぜ症候群」の一種だ。
まず最初に、いつ頃からインフルエンザと人間はつきあいだしたのでしょうか。歴史をひもといてみると、「医学の父」とも呼ばれるヒポクラテスの時代の記録が残っているそうです。
紀元前640年頃の人物だな。
また、江戸時代には23回もの大流行が記録されています。約10年に一回のペースですね。そして近年になってからは1880年のアジアかぜ、1918年のスペインかぜ、1968年の香港かぜなどが有名です。
特に香港かぜでは、全世界で56000人以上が死亡した。
では、インフルエンザの特徴について、風邪と対比しながら紹介したいと思います。まずインフルエンザ最大の特徴は高熱を伴うことでしょう。39〜40℃に達することも珍しくありません。それに対して風邪は、せいぜい37℃強といったところです。
なお、インフルエンザの高熱は長くても5日で収まる。
また、インフルエンザは全身の疲労感、筋肉痛、頭痛が中心です。それに対して風邪は、鼻づまりや喉の痛みが症状の中心になります。インフルエンザも鼻や喉の炎症を伴いますが、全身症状のあとに発症するのが普通のようです。
つまり、症状が重ければインフルエンザを疑うべき。
さて、平成11年12月に認可された「ザナミビル」という抗インフルエンザ剤があります。この薬はインフルエンザウィルスの増殖を阻害するという効果があります。つまり、インフルエンザの症状を抑えることができるわけです。
ウィルスが増殖しなければ症状はそれ以上進まない。道理だな。
しかし「ザナミビル」は一般に市販されておらず、発症から40〜48時間以内に服用しなければ効果がありません。言い換えれば、早めに病院へ行くことで致命的な状態を回避することができるわけです。
ちなみに、「ザナミビル」は保険が適用される。
普通の風邪だと思って軽視しないこと、初期症状をきちんと気がつくこと、悪寒がしてもがまんしないこと、とにかく無理をしないことが重要です。そして、おかしくなったらすぐ病院へ行き、医師に相談した方がいいでしょう。仕上げとして、ゆっくりと休むことです。
ゆっくり休めれば苦労はないんだが・・・。ごもっとも。
最後に予防についてですが、体力作りが第一です。インフルエンザウィルスに対抗できるだけの体力があれば発症しません。また、人混みに入り込まないこと、マスクなどでウィルスの侵入を防ぐことも有効です。
この辺は普通のかぜと変わらない。
さて今回はインフルエンザについてお送りしました。これからがインフルエンザの本番です。皆様もお気を付けください。