ども、2ヶ月ぶりのご無沙汰です。3月頭に少々ドタバタがありまして、持ち直すのに少しばかり時間がかかってしまいました。今ではそれなりに落ち着いているんですが、まだ影響が残っているみたいですね。まぁ、連休明けには収束していることでしょう。たぶん。
少なくとも、生きてはいる。うん。
でも、方々から更新はまだかという催促があったのよね。どこぞの国が戦争なんか始めたおかげで、ネタはたくさんあるんだけど。あと、1ヶ月ほど前から時間的余裕もできはじめたし。
だったら、さっさと更新すりゃいいだろうが。
いやー、モチベーションって、いったん落ちると戻すのに時間かかるし? それに、ネタがあるのと、それをネタにするのとはちょっと意味が違うのよ。今回の戦争、批判だけだったらなんぼでも出てくるけど、そんなの読みたい?
ほかならともかく、戦争の批判記事なんてのは暗くなるだけだな。
そういうこと。あと、ひねるにしたって戦争からの派生だと「人間の盾」作戦くらいしか思いつかないのよね。で、こっちはこっちで、意義とか実情とかにツッコミどころ満載だもんだから批判記事しか書けないのよ。ということで没。
没ばっかだな。んじゃ、今回のネタは?
二千円札。こないだ、買い物に行ったらお釣りでもらったのよね。まだこんなモンが流通してたんだって思ったわけ。で、ちょっと興味がでたもんだから、いつも通りおおざっぱに調べてみたのよ。そしたらでるわでるわ。
何が出た?
それこそ、ツッコミだの批判だのばっか。もっとも、こっちは笑い話だけどね。掲示板とか見てると「懐かしい」だの「まだ流通してるんですか?」だの、そんな投稿がほとんどね。逆に、推進しますってのはネタと銀行以外ではまず見かけないわね。
たしか、ATMや自販機の改修費用がかかるから、経済が刺激されるとかって話だったよな。
ところがフタを開けてみれば、「二千円札は使用できません」のシール貼っておしまいなんてケースが多かったわよね。ATMは結構対応しているけど、自販機で対応しているのはほとんど皆無よね。回収ばっか増やしてどうすんのさ、って感じだけど。
コンビニATMは2千円札での払い戻しが多いらしいぞ。おかげで、2001年10月からの1年間で、流通量はそれまでの3倍増しだったそうだ。
コンビニATMは設置面積が限られているから、2千円札にすると容量をずいぶんと稼げるからってのが理由だそうね。でもそれって、一部地域だけの話じゃないの? あたしもコンビニATMはよく使うけど、2千円札は見たことないわよ。
そーいや、見たことないな。
あと、なんぼ流通量が増えたとは言っても、ほとんど焼け石に水みたいね。2002年11月3日の朝日新聞によると、600億円分以上の印刷済み2千円札と、在庫価値20億円以上の紙・インクといった原材料が印刷局に眠っているって。
さらに付け加えると、インクはすでに変質していて使い物にならないとか。
ほんっと、無駄以外の何物でもないわね。市場の要求とかいったマーケティングはやらなかったのかしら。まぁ公共事業だの何だの見ていれば、お上のじーさま連中がンなことするわけないか。
アメリカやヨーロッパがどうのとか言ってたけど、「何となくかっこいい」がホンネだろ。
同時期に流通し始めた新500円硬貨は着々と増えてるのにね。こっちは自販機の対応も順調に進んでいるし、今ではほとんど不自由を感じないもんね。まぁ、流通当初はすっごいイヤだったけど。やっぱり、どこでも使えるってのは大きいわよね。
当然だな。で、どこでも使えない2千円札は当然のごとく衰退していったと。
日本の印刷技術って世界最高なんだけど、さらにその技術の粋を結集して作ったお札なんだけどね。絶対偽造不可能だろとか思うような細工が随所に施されているのよ。実際、じっくり眺めてみると、結構楽しいんだけど。
その技術は2004年の3券種改刷で継承される、と。
次の改刷でも2千円札と同等の偽造防止技術が使われるみたいね。さて今回は、2千円札についてお送りしました。次に見かけるのはいつになるんだろうとか思いつつ、今回はここらで失礼します。