えー、大変ご無沙汰しております。実に一年半ぶりになりますか。さすがに2005年の更新回数0はマズイだろうと思い、あわてて原稿書いてる次第です。マズイと思うなら、もっと早くから書けってもンですよね。
スミマセン、スミマセン。私が多忙にかまけて怠けてました。
さてリアルに2005年もあとわずかになってますが、間に合うのかマジ不安です。さすがにこれ逃すと、マジでシャレになりません。ちなみに2004年の初更新は2月23日で、その時は2005年の初更新が春先になるとか言ってましたが。
ところがどっこい、遅れに遅れまくって大晦日。
てなわけで、今年初更新のくせに今年はどんな一年だったでしょうかと聞いてみるテスト。……いい加減、ふざけた話よね。まぁいつものごとく、開き直っていきたいと思います……はっ倒されるかな?
シラネ。
えーと。非常にふざけた話ですが、実はまだ今回のネタを決めあぐねてる状態です。というわけで、ネタ探しのためにこれまでのNoteを見直してみると……宇宙関係の話がやたら多いですね。
お前の趣味だからだろ。
その通りなんだけど、2002年の最初は科学全般の話を載せるつもりだったのよ。それがいつの間にやらそっち系の話ばっかになっちゃってねぇ。無理矢理こじつければ、時事ネタだけに話作りやすいってのはあるだろうけど。
んじゃ、宇宙関係で行くか? 最近だと「はやぶさ」ミッションがあったが、そのへんで。
んじゃ、ミッションの概要からかな。JAXAにも「小惑星探査機」と書かれているけど、実際の「はやぶさ」は工学実験探査機なのよね。で、イオンエンジンをはじめとする4つの工学実験が主目的ってわけ。
小惑星「イトカワ」の探査が目的じゃないのか?
それはあくまでも実験のためのフィールドって位置づけね。当然、イトカワの探査が成功すれば理学的には非常に大きな意義がある。でも、その探査を主目的にできるだけの技術的蓄積が日本はおろか、世界中探してもないってワケ。
テストついでに本番もやっちまえ、という理解でいいか?
多分ね。たとえばメインエンジンであるイオンエンジンにしたって、「はやぶさ」の方式は世界初らしいわよ。てことはその技術検証が最優先って言われてもうなずけるわよね。他に使ってるとこがないんだから。
イオンエンジンなんざ、すでに実用例があるだろ。それ使うってのは?
まず、惑星間航行に使うほどの長時間運用実績はないわよ。NASAのDeepSpace1がイオンエンジン積んでるけど、14000時間ぐらいじゃなかったかな? それから、既存の方式は原理的に寿命が短いってのも欠点ね。
実績なしの新方式とはいえ、新しく設計したくなる気もわかるな。
ちなみに「はやぶさ」は、すでに往路だけで延べ25800時間も運用してるわね。他にも16光分の彼方で小惑星にタッチダウンするための高度な自立機能などなど、ただ行くだけでも世界初の試みはなんぼでもあるわよ。
やることなすこと世界初か。
そゆこと。世間にはインチキとか言われることもあるけど、このミッションは100点満点じゃなくて加点方式で見て欲しいって言いたくなる気持ちもよくわかるわよ。ちなみに、現在は200点ね。
これでデータが下りてこれば250点だな。
そ。現在の「はやぶさ」は想定外の姿勢変動のせいでまっとうに運用できない状況だけど、時間が経てばそれも収まる設計らしいわね。そうすれば地球帰還の目もあるってこと。まだ「はやぶさ」は生きてるわよ。
新聞を中心に失敗論が出てるが?
まだ終わってないってば。少なくとも、これまでの成果は世界に誇れるモノよ。さて今回は「はやぶさ」ミッションに触れてみました。2005年最初にして最後になりましたが、皆様、良いお年を。